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全戦全勝だけが「金」なのか

オリンピックの野球で日本は金どころか、何色のメダルも取れなかった。

今日(9月13日)の朝日新聞に最近TBSラジオでよく声を聞くようになった生島淳の記事が載っていてちょっと考えることがあった。

そこに星野ジャパンは全勝にこだわりすぎていたのではないか、という指摘があったが、その通りだと思う。

今の日本人は多くの草食系の人間と少数の肉食系の人間に分かれているような気がするが、肉食系の多くは勝っているときはガンガン勢いよく行くが一度でも負けると意外なほど弱い。

星野仙一も、攻撃には強いが防御に強いという印象はない。本当は勝つときは得手に帆を上げていくが負けるときには粛々と次の一手を強かに練ることのできる「雑食系」が一番Resilientなんだが。

ま、全勝至上主義の韓国に至ってはもっと価値へのこだわりが強そうだから、韓国が一回でも負けてくれればオリンピックの行方はわからなかった。

勿論、全て勝ちに行ければそれに越したことはない。今回の野球のように総当たりの予選がなく最初からノックアウト方式であれば、全て勝たなければそこで即試合終了となる。そんな意味では負けたキューバ戦、韓国戦、アメリカ戦は、せっかく拾った貴重な経験としての「負け」だった。

そこで星野ジャパンはしっかりと反省することをせずに審判に怒りをぶつける、という愚を犯してしまった。こんな事を百年していても勝てるわけはない。八つ当たりされた審判の心証を悪くして、更に日本へのジャッジが厳しくなるだけだ。

せっかくここでコテンパンに負けたんだから、これを教訓として次につなげればいい。オリンピックは終わったが、WBCは残っている。ここでいかに日本は戦うか。

星野より優れている監督候補はいくらでもいるだろうが、もし敗けに対する免疫、という日本に最も求められているものを伸ばすのなら、あえて星野をWBCに使ってみるという選択もありと思うんだが、どうだろう。

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